天龍山正福寺は、伝教大使最澄上人がおよそ1200年前(延暦25年・806)に創立した天台宗の流れを汲むお寺。
正福寺の開祖や創立年代はわかりませんが、当山に天台座主第三代慈覚大使円仁の坐像(江戸時代初期作)が安置されております。
正福寺の傍らには由井正雪によって計画された慶安の乱の四天王の一人で、寛文13年(1673)当地で病没した熊谷直義の墓があり、正福寺には、同氏の所有であった薙刀・茶釜が所蔵されています。