湯けむり荒湯 ～夢千代の里～

天空を浮かぶ城へ

秋から冬にかけてのよく晴れた早朝に朝霧が発生することがあり、但馬地方の風物詩となっています。
この雲海に包まれた姿や竹田城から見下ろす風景は、まさに天空に浮かぶ城を思わせ、いつの間にか「天空の城」・「日本のマチュピチュ」とも呼ばれるようになりました。この幻想的な風景を一目見ようとたくさんの人々が訪れます。

樹齢千年以上の大カツラと猿尾滝を目指して

豊かな植生と湧水に恵まれた瀞川平に位置する但馬高原植物園は、兵庫県観光百選の第1位にも選ばれている素晴しい高原です。
園内では約1300種類の植物を見ることができます。
植物園のシンボル「和池の大カツラ」は幹周りが16mもあります。

温泉街を眺めながら
くつろぎのひとときを

湯村温泉街に到着したら湯けむり喫茶で一休み。
ここでは和洋食やコーヒーが頂けます。
荒湯、春来川沿いの景色が一望できます。

小又川渓谷

上山高原は、一帯にはススキ草原が広がり、ブナなどの落葉広葉樹の森が取り囲み、それらが一帯となってイヌワシやツキノワグマなどに代表される、貴重で豊かな生態系を育んでいます。
国の天然記念物であるイヌワシが2匹つがいで生息しており、これは全国的にも貴重な生息状況です。

魚止・シワガラ・桂の滝など大小多くの滝には深い滝つぼはありませんが、どれもいろんな顔をもっており、自然豊かな新温泉町でしか味わうことができないこれらの滝はどれを見ても感動します。

霧ヶ滝渓谷

霧ヶ滝入口から約２㎞、川を上って行くと高さ65m、幅約45mの見事な滝に出会えます。
まるで薄い布をかけたような滝で落水は中間で飛散して霧状となるために滝壷が無い不思議な滝です。右横奥には岩肌の途中から湧き出す赤滝があり、こちらも珍しい滝になっています。

湯村温泉の南部山岳地帯は「氷ノ山・後山・那岐山国定公園」に指定され、扇ノ山を中心に山岳が連なり、上山・畑ヶ平の草原地帯、小又側などは、ブナやトチの原生林におおわれています。